和瓦がかけていたり、漆喰（しっくい）が取れている部分があります。雨漏れの原因にもなりかねないです。

今回は、破風（木部）にもガルバニウム鋼板を取り付けます。木部は塗装するのもよいのですが、ガルバニウム鋼板の方が耐久性にも優れています。

和瓦をめくると、土がたくさん含まれていました。昔の瓦工事は、土をたくさん使用したそうです。
現在は、「屋根はできるだけ軽く」という考えから、瓦工事でも極力、土を使いません。

土を大量の袋に入れて、屋根から降ろすのも大変でした。

これも昔の工法なのでしょうか、屋根の下地が酷いです。ここが、実際に屋根をめくってみないとわからないポイントです。


このまま、新しい屋根材を取り付けるわけにもいかないので、木材を使い、屋根下地を調整・補強します。

ガルバニウム鋼板を取り付けて、屋根工事の完了です。

今日の地震大国の日本では、「屋根をできるだけ軽くする」という考えが基本となっています。 数年前の大地震では、大量の土を使用した和瓦の家がたくさん全壊・半壊したといわれています。

その点でいえば、ガルバニウム鋼板の屋根は、耐久性の面でも、とても優れていると思います。 今回のお客様にも、きれいになってスッキリしたと大変喜んでいただきました。